コラム・評論
新型コロナ禍を契機にデジタルテクノロジーとの向き合い方が大きく変わった現代日本。デジタルトランスフォーメーション(DX)をお題目のように叫ぶフェーズは過ぎ、テクノロジーを着実にビジネス成長につなげる実践的な段階へと移りつつある。民間に遅れな…
経済産業省が「崖に落ちるぞ」と警告した2025年まであと3年。経営陣は「我が社のDXはどうなっているのか」と回答を求めてくる。あるいは「早くDXを導入しろ」と催促する。一方、IT部門は「予算も人手もないのに」と不満を募らせる。2025年の崖が本当にあるな…
IPA『DX白書2021』に見る、日本企業の古色蒼然 | IT Leaders 今年から始まった「デジタルの日」(10月10日・11日)にちなんで、情報処理推進機構(IPA)が『DX白書2021』を発行した。企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みについて…
デジタル産業への具体的道筋は?「DXレポート2.1」の真意を読み解く デジタル産業の構造(出典:経済産業省「DXレポート2.1」) 経済産業省が2021年8月31日付で「DXレポート2.1(DXレポート2追補版)」を公表した。これまでのユーザーと受託型ITベンダーの関…
経済産業省が「DX推進指標」を発表し、情報処理推進機構(IPA)がその自己診断結果入力サイトを開設してから4カ月が経つ。20世紀モデルのITシステムから、21世紀モデルないしSociety 5.0対応のデジタルトランスフォーメーション(DX)システムへ──そのための…
「SAP、S/4HANAへの移行期限を2年延長し2027年末に、顧客の要望を受けて決定」(https://it.impressbm.co.jp/articles/-/19249)の記事が出て、エンタープライズIT界隈には「やれやれ」感が漂い始めた。しかし《2025年の崖》に執行猶予がつき、加えて新型…
お客さま第一——しかし設計変更があると大変 2012年に経済産業省が公表した電炉業再編の指針「金属素材競争力プラン」をきっかけに、岸和田製鋼は事業基盤の再整備に着手した。そのときのウエイトは基幹系ITシステムの見直しより、圧延工程の更新によっ…
経産省指針が電炉業界に与えた衝撃 第1回目に書いたことだが、電炉製鉄業のビジネスモデルは ①鉄の静脈産業 ②「地産地消」型 という特徴がある。 鉄鉱石から鉄を抽出する高炉に比べ、電炉は投資が小さいし、大量の鉄鉱石やコークスを輸入することを考えると…
本当は昨年中にアップしていなければならなかったのですが、どこから書いたらいいか、迷っていました。う〜ん、こうなったら書けるところから書いていけばいいじゃん、ということで、とりあえず1回目です。 岸和田に出向いたのはリプレースの事例取材 大阪…
6月6日付で「IT Leaders」に掲載した記事を再掲します。 https://it.impressbm.co.jp/articles/-/18036 「旧来システムを清算しない」ユーザー企業と「開発業から保守業に変ずる」ソフトウェア会社──“日本沈没”の危機を直視する 「既存維持8割:新規開発2割…
「IT Leaders」には今年2本目の寄稿となります。 加古川市がデジタルガバメント/GovTechに取り組んでいる。プロジェクトは大きく2つの章で構成される。IoT技術とスマホアプリを組み合わせた「見守りサービス」が第1章、それをきっかけに本格化したオープン…
「DX Days 2019」 仕掛け人は経産省 1月16~18の3日間、東京都内で「DX Days 2019」というイベントが開かれた。初日は千代田区永田町で「Govtech Conference2019」、2日目は霞が関・経済産業省で「DX寺子屋」、最終日は港区青山で「自治体DX推進会議」と…
ラファエル氏のtwitterより 年明け、雑誌編集者のN氏から「お知り合いにユーチューバーはいませんか」という問合わせが入った。YouTubeについて筆者はほとんど素人なので、2009年からYouTubeに動画を投稿してきたという知り合いの映像クリエーターに聞くと、…
年が明けて発表者と再会したのも何かの縁 1か月も経って「遅れ馳せながら」の記事を書くのは、年が明けた1月18日、同社MVNO事業部のプレス向け新年会に顔を出した。その会場で、12月14日の勉強会でレクチャーをした猪俣亮氏(ネットワーク本部IoT基盤開発…
1月19日、筆者が自宅を出たときには明けの明星が輝いていた。話せば長い話になるので経緯は割愛するとして、目が不自由な高橋正視氏と江戸川橋駅(有楽町線)で落ち合ったのは7時半ごろ。有楽町線〜西武線で清瀬駅を降りると、清瀬第三小PTA会長・柿添信作…
改まらない消極姿勢は批判必至 今年6月1日現在の国の機関における障害者雇用率は1.24%で、法定2.5%の半分以下だったことが分かった。昨年6月の時点では1.17%だったから、0.05%の微増にとどまっている。また47都道府県は2.44%、1,724市区町村は2.38%で…
日本のIT「周回遅れ」の根源は何か? 安倍政権が、今臨時国会で出入国管理法(入管法)の改定案成立を急いでいる。 この改定案では、「相当程度の知識または経験」を有することが条件となる「特定技能1号」(在留期限は通算5年)と、「熟練した技能」が必要…
原題は《「IBM社が340億ドルでレッドハット社を買収」 衝撃のあとに考えたこと》 いちどはIT記者会Reportに掲載した記事ですが、現代ビジネスさんが拾ってくれました。 売上高の10倍以上で買った真意は… 10月28日、米国から衝撃的なニュースが飛び込んできた…
ネタ元は読売新聞2018年10月24日付の囲み記事「解剖財界 復権へ中西流改革」のこの部分。当日のお昼前、編集部から「何か書けませんか」という打診があり、「こんな内容でよければ」「それでお願いします」の一発OK。25日昼に送った原稿が26日に掲載されると…
「2025年の崖」が訪れたあと… 先月7日、経済産業省が次のような資料を発表した。 〈DXレポート~ITシステム《2025年の崖》の克服とDXの本格的な展開~〉 経産省が取り組む、伝票や書類による「20世紀型業務プロセス」をITで置き換える「デジタル・トランスフ…
経済産業省と文部科学省が理数系人材を先端IT分野の研究開発に誘導する方策を検討する。8月8日に第1会会合が開かれる「理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会」を通じて、教育機関における理数系教育の実情や産業界が希望する人材像とのギャップ、産…
田中克己氏の記事です。 japan.zdnet.com
ネット処理は手続きの13%、件数の約6割 内閣官房IT総合戦略室と総務省が「行政手続等の棚卸結果」を公表したのは今年3月末だった。ひと月半以上前のことなので、我ながら「遅まきながら」の感は否めない。また、調査統計の紹介が本稿の半分以上を占めるの…
千葉利宏氏の記事です。 special.nikkeibp.co.jp
田中克己氏の記事です japan.zdnet.com
newswitch.jp
IT記者会のコアメンバー、千葉利宏氏の記事です。 toyokeizai.net
gendai.ismedia.jp headlines.yahoo.co.jp dot.asahi.com
記事を書きました。 データ入力業務の現場って、意外に知られていないのではないでしょうか。 it.impressbm.co.jp 追加情報です www.jiji.com www.yomiuri.co.jp
みんな「紙の書類」ばかり見ているが… 財務省が国有地を森友学園に払い下げた際の決裁文書を改ざんするという、あるまじき事件が発覚した。 裏事情や政局への影響は新聞や専門家、テレビのワイドショーに任せるとして、官公庁の情報システムのアレコレを取材…