IT記者会Report

オリジナルな記事や送られてきたニュースリリース、セミナーのプレゼン資料など

視察レポート

東日本大震災・被災地3年目の夏〜定点観測の記録〜鎮魂の8月(1)

“3・11”から2年5か月、折しもこの国で8月は、広島・長崎、御巣鷹、旧盆と、鎮魂の季節でもある。5年間で25兆円という復興予算の転用やバラマキが指摘されるなか、行政主導の復旧・復興計画は経済的な復興を最優先するあまり、地域社会を崩壊する方向に突…

うめきた「グランフロントOSAKA」に行ってきた(下)

デジタルサイネージ(Digital Signage=電子看板)について、Wikipediaが簡潔にまとめてくれているので引用すると、「表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や情報を表示する広告媒体」と定義され、「デジタル…

うめきた「グランフロントOSAKA」に行ってきた(上)

中野秀男氏(中野秀男研究所代表、帝塚山大学ICTセンター長/特任教授)と大阪駅中央口で落ち合ったのは5月31日の昼過ぎである。日ごろ使い慣れていないせいで、人の流れに乗って着いたのは2階コンコース。駅員に聞くと、「いったんホームに下りて、ちょっと…

派生開発カンファレンス2013に行ってきた(3)

エンベデッド系プロジェクトへの適用が活発なようだが、ビジネス系アプリケーションに適用できるのはいうを待たない。筆者も(というのは口はばったいし、やや不遜だが)、メインフレーム全盛の1980年代後半から、「開発より運用が大事」「運用フェーズから…

派生開発カンファレンス2013に行ってきた(2)

とって返して、開会挨拶が始まる前に、清水吉男氏から一言、コメントを取っておきたかった。さきほど清水氏とは会釈を交わし、講堂に通じる廊下の脇で来場者の様子を眺めていることは確認済み。ここでわざわざ触れるのも何だが、こういうカンファレンスを取…

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(9)

Industry Track ESEM 2012ではこの他に特別にIndustry Trackが用意され、おもに企業からの事例を中心とした発表が8件あった。続きは→ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(9) - itkisyakaiessayの日記 神…

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(5)

ISERNではその他にパラレルセッションで次のようなテーマでワークショップが行われた。これらのテーマは事前に公募され運営の委員会で採択されたものである。

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(4)

GQM+Strategyを例に、共同研究呼びかけの一部を紹介する。

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(3)

進行中の共同研究 9ヶ国、18組織による7プロジェクトの紹介があった。英字だけでは分かりにくいので、あえて私訳を付けた。

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(2)

ISERN2012 ISERNはソフトウェア・エンジニアリングの研究者がその所属組織と合わせて登録されるクローズの研究者ネットワークである。1組織から代表、副代表の2人まで登録可能で、入会には初年度会合に参加し自己紹介、次年度候補者として参加し短いプレゼン…

ソフトウェア ・エンジニアリング研究の最前線 スウェーデンで開催された国際週間に見る(1)

エンピリカル・ソフトウェア・エンジニアリング国際週間 スウェーデン南部の歴史ある大学都市LUND(スコーネ県)で1週間にわたって実証的ソフトウェア・エンジニアリングに関する国際会議が開催された(9月17日から22日)。「エンピリカル・ソフトウェア・エ…

上海・紹興 見たまま聞いたまま(4)

青銅器の展示場は1階の奥。「順路→」に従って右の入口から入ると最初の部屋の正面にド〜ンと大きな壺(高さ60?ほど)が展示されていた。全体の造形といい施された文様といい、完成形といっていい。土器なら轆轤を使って左右均等な器を作ることはできるし、…

上海・紹興 見たまま聞いたまま(3)

第5回世界ソフトウェア品質会議(5th.WSQC)やSEA上海Forumのレポート――つまりITやソフトウェア・エンジニアリング―から離れて、中国の観光案内のようになるなあ、と思うのだけれど、笹部進氏の講演のように、グローバル・コラボレーションには文化や思…

上海・紹興 見たまま聞いたまま(2)

10月31日〜11月2日の講演録は別稿でレポートするとして、上海のあれこれを書く。建設ブームはまだ続いていた。一口に「上海市」と言っても、面積は東京23区より広く、人口は2,000万人を上回る。旧市街に始まった新都市開発の波は都心の繁華街に高層マンショ…

上海・紹興 見たまま聞いたまま

ソフトウェア技術者協会(SEA)上海支部のイベントに参加したのは2010年の7月に続いて2回目。WSQC、SEA上海Forumも興味深い見解に接したり気づきを与えてくれるが、ワークショップ(WS)も楽しみの一つだ。 WSはホテルや公会堂の会議室を借りて限られた…

東日本大震災・被災地を行く(5)

八光建設・宗像社長へのインタビューは別稿で読んでいただくとして、実査チームが昼食を取った複合展示施設「LABOTTO」のことだ。ここもまた震災から免れなかった。同社のフラグシップ的なモデルハウス「しもくの家」は塗り壁の一部が剥落していた。インテリ…

東日本大震災・被災地を行く(4)

郡山インターの料金所を抜けて市内に入る。ここに来るまでの高速道路上からも、屋根にブルーシートを張った家がちらほら見受けられた。市内はどんな様子だろう。といっても、郡山市内は取材の折、何度か通過したことがあるだけで、土地勘は全くない。カーナ…

東日本大震災・被災地を行く(2)

4月25日、筆者が自宅を出たのは朝6時である。千葉記者、中村記者との待ち合せ場所としたJR東浦和駅前まで、カーナビによる所要時間は85分。2時間あれば余裕を持って目的地に着けるはずだった。鎌倉街道・日野公田インターチェンジから横浜横須賀道路に乗る…