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【墓碑銘】平松守彦氏 1924年3月12日〜2016年8月21日

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 元通産省、元大分県知事、「一村一品」提唱 92歳

 大分県知事を6期24年務め、地域おこしの先駆的な取り組みとして注目された「一村一品運動」や、先端技術産業の集積などを進めた前知事の平松守彦(ひらまつ・もりひこ)氏が21日に亡くなったことが、関係者の話で分かった。92歳だった。

 1949年に商工省(現経済産業省)に入省、国産コンピューター産業の育成に努め、大分県副知事を経て、79年の知事選で初当選した。
 県政の目標として県民所得向上を掲げ、県内の市町村長に呼び掛けて「一村一品運動」を開始。同県産の麦焼酎は全国的に人気を呼んだ。運動は世界各国に及び、95年に地域経済の振興に貢献した業績で「アジアのノーベル賞」とされるラモン・マグサイサイ賞を受賞した。
 91年から、知事を引退する2003年まで九州地方知事会長も務めた。行政機能の首都圏一極集中の是正に「九州府」構想を掲げる地方分権論者として知られ、ローカル外交も提唱した。
 産業集積にも尽力。空港を核に先端技術産業を配置する「臨空工業都市構想」や「テクノポリス構想」を掲げ、キヤノンなど多くの先端技術企業を誘致した。スポーツ振興では、2002年のサッカー日韓ワールドカップ(W杯)誘致を進め、九州では唯一の開催地として選ばれた。
 著書に「一村一品のすすめ」「グローバルに考えローカルに行動せよ」など。本紙で03年11月から04年3月まで聞き書き「九州へ 九州から・グローカル知事の回想」が連載された。

=2016/08/23付 西日本新聞朝刊=