IT記者会Report

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神谷芳樹のオフィシャル・エッセイ

「幕末・明治モノ」に覗く「電気情報通信」(5)
佐久間象山」:松本健一に導かれて(下)

天下にかかわり有るを知る

 松本健一に導かれての「佐久間象山」、再び「電信」が登場するのは、弟子の吉田松陰下田踏海事件に連座し、幽閉生活になって、その中でも生活の管理が一段と厳しくなってから2年目あたりのことである。佐久間象山は気落ちする中にも矜持を失わず意気軒昂であった。ときに安政五年(1858年)3月、安政の大獄の少し前、京都にいた梁川星巌あての手紙が紹介されている。


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(神谷芳樹のオフィシャル・エッセイ)