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「JISA版NTC(National Training Center)プロジェクト」 トップIT アスリート育成プログラム 7月に開講

 一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA 会長:原 孝)は、令和4年7月より、我が国トップレベルのデジタル人材(ITエンジニア)の育成を目的にした「JISA版 NTCプロジェクト」のコアプログラム、「トップITアスリート育成プログラム」を開講することとなりました。

 

(「JISA版NTCプロジェクト」とは)
 社会のデジタル化が急速に進展する中、デジタルで社会変革を推進する人材は、単にデジタル化を推進するだけでなく、社会が進むべき方向を自ら見出した上で、デジタル化による社会価値を創造していく人材である必要があります。

 これからの社会のデジタル化を担う情報サービス産業は、社会のデジタル化を推進する人材(「デジタル人材」)を広く育成していかねばなりません。中でも社会変革をリードし、価値を創造できる我が国トップレベルのデジタル人材・ITエンジニア(これをJISAでは「トップ ITアスリート」と称します)を当業界として輩出することが強く求められます。

 そこで、JISAでは日本を代表する情報サービス企業である会員企業に在籍するITエンジニアを対象に、数年後に社会のデジタル化(我が国のデジタル化)をリードする人材となりうるような、近未来の「トップ ITアスリート」を育成するプロジェクトを企画推進することといたしました。JISAでは、これを「JISA版NTC(National Training Center)プロジェクト」と称しています。

群馬県を舞台としたトップITアスリート育成プログラム)
 「JISA版NTCプロジェクト」の第一弾として、7月より、参加者がトップITアスリートへの道筋を自ら切り開く、その端緒となる機会を提供すべく、前例のないスキル習得と体験型の研修プログラムを実施します。

  具体的には、デジタル人材としての相応の技術力ならびに実務経験を既に有し、将来トップITアスリートとして社会に貢献する高い志を有する少数精鋭の人材に参加いただき、大学院修士課程レベルに水準を設定した、高度な論理思考力と、技術スキルの習得プログラムを受講した上で、参加者が他の参加者と互いに切磋琢磨しながら社会のDX課題の探索および解決策の探求を実体験できるようなプログラムを企画いたしました。

 本年度は、デジタル人材としての素養をすでに有する人材において、社会のデジタル化の進展の中で、自ら課題を見出しその上で最適な解決案を導き出すために必要な人材力の醸成を目的にした、技術・知識の習得、及び、それらの実践機会の提供に焦点を当てた研修を実施いたします。近年国際的に注目されているデザイン思考、仮説推論思考などのロジカルシンキングや、データサイエンス、AIなどの先端デジタル技術等のスキルを習得する(「各種スキル習得」)とともに、DX先進県を目指され、本人材育成プログラムにもご賛同いただいている群馬県において、リアルな地方創生DX課題解決をテーマに、本研修で習得するテクニカルスキル、ビジネススキルを駆使して、課題の探索からその解決策の企画立案、そして知事以下の行政トップに対する成果発表までを実際に行っていただく「体験型研修」を実施いたします。

(「各種スキル習得研修」及び「体験型研修」の具体的内容)
 本プロジェクトにおける「各種スキル習得研修」においては、各研修参加者個人のスキル(データサイエンスやAI等のテクニカルスキル及びビジネススキル)向上を目標に運営を企画いたします。

 一方、本年9月以降3ヶ月に渡る、DX課題の探索からその解決策の企画立案提示を行う「体験型研修」においては、1チーム3~4名のチーム編成の上でのチームごとの協働作業をベースにした価値創発体験をもとに将来、トップITアスリートしての社会デジタル化にかかる企画推進力を磨いていただくことを考えています。

  特に、この「体験型研修」においては、チームごとに、現在社会に広くトップITアスリートとして、または、トップITアスリートの育成者としてご活躍されている方にメンターとなっていただき、各チームの活動のサポートをしていただくことにしております。研修参加者は、チームメンバーとしての他の研修参加者からの刺激を受けると同時に、チームメンターからの活動ファシリテーションを通じてトップITアスリートの考え・ビヘイビアを直接見聞する機会を得られるものと考えています。また、各チームの活動には、群馬県デジタルトランスフォーメーション戦略課を中心として、全庁体制でのご支援を得る予定になっており、リアルなデジタル社会課題の探索・同解決策の立案体験を経験していただけるものと考えています。これらメンターによるトップITアスリートの支援、体験型研修のフィールドである群馬県のご支援を背景に、他の研修には類を見ない社会デジタル化の推進に向けた実務体験が経験できるものと考えています。

 また、これら7月以降6ヶ月、180時間超に及ぶ研修プログラムをともに過ごすメンバーが、今後の社会のデジタル化をリードするトップITアスリート層の今後の連帯を醸成することも本プロジェクトの目的とするところです。

(県全体でDXを推進する群馬県について)
 群馬県は、山本知事の強力なイニシアティブのもと、3年間で日本最先端クラスのデジタル県となることを目標とし、そのために地方創生も含めた様々な分野でDXを推進することを、ぐんまDX加速化プログラムにまとめ、対外公表しています。

 参考:https://www.pref.gunma.jp/contents/100236735.pdf

本研修の場を、社会のデジタル化をしっかり目標と見据える群馬県とすることで、本人材育成プログラム参加者による企画提案も、大切に受け止めていただけるものと考えており、本人材育成プログラムに参加する近未来のトップITアスリートたちが自らの能力を思う存分に発揮するようモチベートされるものと期待しております。

群馬県からのコメント)
 我が国トップレベルのITアスリートの育成の場として、群馬県を選んで頂きありがとうございます。ITアスリートと一緒に地域課題の発掘・探索をすることは県庁職員の成長につながるものと期待しております。
群馬県デジタルトランスフォーメーション推進監 岡田亜衣子)

以上

【参考資料】

ISAの考えるITエンジニアにかかる育成の方向性について



プログラム概要
 本年度は、テクニカルスキルとビジネススキルを習得の上、自らの知力とそれらのスキルを駆使して、群馬県における地方創生DXの推進を目的にした課題探索から解決策までをデザインする「体験型研修」を実施します。



【プログラム詳細】
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