日本コンピュータ・ダイナミクス(JASDAQスタンダード)は、同社創業者で名誉会長の下條武男氏が6月25日に死去したと発表した。享年88歳だった。
同氏は1936年8月、大阪市に生まれ、1958年(昭和33年)3月大阪大学理学部数学科を出て日本レミントン・ユニバック(のち日本ユニバック)に入社、コンピュータリゼーション草創期にプログラマとして活躍した。
1961年(昭和36年)11月社団法人日本能率協会に移籍し、経営コンサルティングにおけるコンピュータの利活用とシステム設計に関する講師を務め、1960年代・70年代のコンピュータ化、情報化のリーダーを養成した。
1967年(昭和42年)3月、独立して日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社を設立、代表取締役社長に就任した。独自資本でソフトウェア開発とシステム設計だけを事業とするインデペンデント系ソフトウェア会社の先駆けの1社となった。
2006年(平成18年)6月同社代表取締役会長、2012年(平成24年)6月名誉会長に就任していた。
ベンチャー企業の育成に務めたことでも知られた。
【日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD)のニュースリリース】
【列伝 下條武男】
『日本IT書紀』第三分冊巻之十五《氣噴》「日本能率協会」から
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https://it-person.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/160643
https://it-person.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/160839
『日本IT書紀』第三分冊巻之十六《浮寳》「初の女性SE」から
https://it-person.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/162448
https://it-person.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/172154
https://it-person.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/173208