IT記者会Report

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数値で見る日本の情報産業の今 2017年3月期決算〜遅ればせながら(なんで今ごろ?)ではあるけれど〜

 IT/ICTサービス業をリーマン・ショック前の2007年度から10年間の時系列で調べると、2008年度の売上高は12兆9,619億17百万円が2009年度は11兆0,072億11百万円に約2兆円落込み、2016年度は13兆0,758億11百万円と2008年度水準に回復した。しかし1社当り就業者数は2008年度の2,524人から2016年度は3,726人に増加している。もともと労働集約型の傾向だったが、売上高を増やすため、就業者1人当り売上高(生産性)でなく、就業者数を増やしてきた。併せて多重取引の階層が深くなった。