脱はんこ「行き過ぎ」 自民議連が政府に苦言 二階氏「署名集め反抗を」

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自民党本部=東京都千代田区

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 自民党の「日本の印章制度・文化を守る議員連盟(はんこ議連)」は8日、首相官邸加藤勝信官房長官と会談した。河野太郎行政改革担当相が行政手続きを巡る押印廃止を打ち出したことを踏まえ、「拙速で行き過ぎた『脱はんこ化』で押印に対する信頼が揺らいでいる」として、業界を含めた国民の十分な理解を得るよう求める要請書を加藤氏に提出した。

 会談では、議連会長代行の城内実衆院議員が行政手続き上の押印廃止に賛同する一方で、「すべての押印をなくすと誤解されている」と指摘。加藤氏は「不要な押印をなくすことが目的で、少なくとも実印をなくすことは考えていない」などと説明した。会談には国内有数のはんこ産地である山梨県長崎幸太郎知事も同席した。議連と長崎氏はその後、党本部で二階俊博幹事長とも会談。二階氏は「署名を集めてしっかり反抗しろ」と述べ、要請書に賛意を示した。【田辺佑介、野間口陽】

 

 

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 河野太郎行政改革担当相が省庁で推し進める“脱”押印の取り組みを巡り、山梨県長崎幸太郎知事は29日の記者会見で「行政手続きで『押印をなくす』というのは分かるが、『はんこをなくす』という言い方は重々気を付けてほしい」と苦言を呈した。

 全国有数の印章生産県トップとして長崎知事は「はんこ」と「押印」が混同され、風評被害を生み出していると指摘。「はんこが社会に害悪をなす物と極めて不見識かつ誤った認識が広まるのは甚だ迷惑だ」と述べた。

 同時に、河野氏ツイッターなどで発信する言葉の重みや影響力を念頭に「なお一層はっきりと世の中に対して発信していただきたい」と正確な言葉遣いを求めた。機会を捉え、河野氏に直接面会して要望するとした。【梅田啓祐】