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神谷芳樹のオフィシャル・エッセイ

(続)絶句、青淵、あまりにも偉大な 津本陽「小説 渋沢栄一」を読んで(12)
日米外交逼迫のなかで

 移民排斥をめぐって日米関係が急迫する中、明治三十九年(1906)4月、サンフランシスコ大地震が発生した。日本赤十字社が救済義捐金を募集し、渋沢栄一は各企業に寄付を依頼、日本からの寄付金は25万ドルを超え、この額は全世界からの義捐金総額の過半となった。


東京、王子、飛鳥山の春(2015年4月)
 
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