IT記者会Report

オリジナルな記事や送られてきたニュースリリース、セミナーのプレゼン資料など

工学的アプローチ

岸和田製鋼に行ってきた⑤ DXの前に済ませておくべき6つのこと

岸和田製鋼の本社オフィス(営業部) プログラムのステップ量でなく機能の数 LINUXサーバーで稼働した新「KCTS」の規模を数字で把握しておこう。 「2016年12月にサービス・イン(カットオーバー)した時点の機能は1863でした」と松村氏は…

岸和田製鋼に行ってきた④ コーディング・レスで基幹システムを全面刷新 

工程表に「プログラミング」の文字がない 岸和田製鋼の新「KCTS(KISI-Con-Total-System)」は2016年12月に本番稼働した。 「基本設計からサービス・インまで18か月でした」 と松村氏は言う。 資料から1年半の工程(下図参照)を探ると、201…

経済産業省、中小企業庁 DX室様とのアジャイルWebアプリケーション開発をテーマとした調査プロジェクト

経済産業省のDX(デジタルトランスフォーメーション)オフィスについて、発足から「その後」を追跡報道してきた。実証プロジェクトに関与したTC3(株) Topcoder事業部事業部長の吉川達郎氏が、現場の声をまとめている。 発注者に「様」付けしたり必要以上…

「IT予算の8割がシステム維持管理」が依然続き、沈みゆく日本のITユーザー/IT業界

6月6日付で「IT Leaders」に掲載した記事を再掲します。 https://it.impressbm.co.jp/articles/-/18036 「旧来システムを清算しない」ユーザー企業と「開発業から保守業に変ずる」ソフトウェア会社──“日本沈没”の危機を直視する 「既存維持8割:新規開発2割…

「いま再びのDOA」こそDXへの切り札かも スクエアfreeセミナーに行ってきた 

古くからの知己であるY氏から「スクエアfreeセミナー」の案内が送られてきた。東京・神田紺屋町のOPENスクエア(田中昭造社長)が月1ペースで開催している原則無料(ゲストにより有料のケースも)のセミナーだ。第96回の今回は「情報システムにセオリーはあ…

清水吉男氏が遺した「ペアXDDP」の本意 ~派生開発カンファレンス2018から~

interview.hatenablog.jp http://interview.hatenablog.jp/entry/2018/05 interview.hatenablog.jp

派生開発推進協議会代表・清水吉男氏 XDDPから「IoT」に挑むー困難な状況をチャンスに変えるー(派生開発カンファレンス2016)

5月27日、横浜市の横浜開港記念会館で開催された「派生開発カンファレンス2016」(派生開発推進協議会主催)で、第7回目にして同協議会代表の清水吉男氏が初めて演壇に立ち、「XDDPから「IoT」に挑む」と題した基調講演を行った。派生開発/XDDPといえば既…

平鍋健児氏(チェンジビジョン代表取締役) 「アジャイル開発とスクラム」(2)

派生開発カンファレンス企業講演 アジャイル開発宣言 ところで、アジャイルをやっている人とアジャイルの話をすると、たいてい話がかみ合いません。というのは「アジャイル」という言葉は同じでも、捉え方が人によって違うからです。もともと定義がフワッと…

平鍋健児氏(チェンジビジョン代表取締役) 「アジャイル開発とスクラム」(1)

派生開発カンファレンス企業講演 開発と保守・改造を並行して進めていくという意味では、昨今話題の「アジャイル」と派生開発には何となく共通点があるようなのだが、どこがどのように通底しているのか判然としない。カンファレンス運営委員会にも同じ思いの…

派生開発カンファレンスに行ってきた

システム・エンジニアリングを志向 5月22日(金)、横浜市中区の横浜市開港記念会館で、派生開発推進協議会(代表、略称:AFFORDD)主催の「派生開発カンファレンス2015」が開かれた。参加者は約230人と昨年をやや下回ったものの、本会場(講堂)では7件の…

「実践的プロジェクトマネジメント推進協会(PPMA)」セミナーに行ってきた

次世代定量的マネジメントプラットフォーム「EPM Base」発売へ 一般社団法人 実践的プロジェクトマネジメント推進協会(PPMA)が主催し、株式会社オリジネィションが共催、情報処理推進機構(IPA)が後援し、東京青山のTEPIAで開催された標記のセミナーに行…

コスト削減・納期短縮は誤解!? アジャイル開発の本質的な理解と成功の勘所

実体験に基づくアジャイル開発の成功詳細事例研究 http://www.juas.or.jp/seminar-event/open_seminar/detail.asp?SEMICODE=415195 ---------------------------------------------------------------- アジャイル開発には、コストが削減される、納期が短縮…

派生開発カンファレンス2013に行ってきた(3)

エンベデッド系プロジェクトへの適用が活発なようだが、ビジネス系アプリケーションに適用できるのはいうを待たない。筆者も(というのは口はばったいし、やや不遜だが)、メインフレーム全盛の1980年代後半から、「開発より運用が大事」「運用フェーズから…

派生開発カンファレンス2013に行ってきた(2)

とって返して、開会挨拶が始まる前に、清水吉男氏から一言、コメントを取っておきたかった。さきほど清水氏とは会釈を交わし、講堂に通じる廊下の脇で来場者の様子を眺めていることは確認済み。ここでわざわざ触れるのも何だが、こういうカンファレンスを取…

派生開発カンファレンス2013に行ってきた(1)

5月24日、「派生開発カンファレンス2013」に誘ってくれたのは、アイエックス・ナレッジの田中一夫氏である。同氏とはSEA(ソフトウェア技術者協会)の会合で一緒になることが少なくない。主催は派生開発推進協議会(代表:清水吉男・株式会社システムクリ…

活かせ! ソフトウェア・エンジニアリング実証ノウハウ集積体 必ず産業界に役立つIPA/SEC 10年の生産物(下)

2.編み出された全体ソリューション これらの文書は一見ばらばらのように見えるが、その実態は網の目のように関連していて、ソフトウェア・エンジニアリングの広い世界に懸命に見通しの良い解を与えようとしている。 一例として一つの視点ではあるがつぎの…

日本のソフトウェア 変わらなくっちゃ。守らなくっちゃ。セミナーに行ってみた

6月22日、東京・日本橋浜町の東実年金会館で開かれた「変わらなくっちゃ。守らなくっちゃ。日本のソフトウェア開発と品質」という長ったらしく、かつ風変わりなタイトルのセミナーに行ってきた。かれこれ2週間前だから速報性を競うメディアから見れば、いま…