IT記者会Report

オリジナルな記事や送られてきたニュースリリース、セミナーのプレゼン資料など

ソフト業界

IT Leaders主催「PSAセミナー」に行ってきた 人月からの脱皮、今やらなくていつやるの?

9月12日(木曜日)午後2時から、東京・神保町で、《IT Leaders》(河原潤編集長)主催の「PSAセミナー」が開かれた。PSAは「Professional Service Automation」の英文頭文字を取ったもので、日本ではまだ耳慣れない。セミナーのタイトルにある「働き方改革を…

「IT予算の8割がシステム維持管理」が依然続き、沈みゆく日本のITユーザー/IT業界

6月6日付で「IT Leaders」に掲載した記事を再掲します。 https://it.impressbm.co.jp/articles/-/18036 「旧来システムを清算しない」ユーザー企業と「開発業から保守業に変ずる」ソフトウェア会社──“日本沈没”の危機を直視する 「既存維持8割:新規開発2割…

【現代ビジネス】外国人労働者を頼り、低賃金・低成長に陥った「IT下請け」の誤算 日本人がベトナムの労働者と競う時代

日本のIT「周回遅れ」の根源は何か? 安倍政権が、今臨時国会で出入国管理法(入管法)の改定案成立を急いでいる。 この改定案では、「相当程度の知識または経験」を有することが条件となる「特定技能1号」(在留期限は通算5年)と、「熟練した技能」が必要…

中企庁、ソフト開発の多重取引是正に着手 立入検査や不正競争適用も

経済産業省・中小企業庁がITサービス/ソフトウェア開発業の多重取引是正に乗り出す。9月15日に策定・発表した下請取引適正化に関する政策パッケージ「未来志向型の取引慣行に向けて」の対象に追加、発注元大手企業と下請中小企業へのヒアリングなどにより…

SERC代表・増井和也氏 開発中心パラダイムに未来はあるか

ソフトウェア・シンポジウム2016in米子のセッションでユニークだったのは増井和也氏(ソフトウェア・メインテナンス研究会代表幹事、http://serc-j.jp/serc/)によるFuture Presentation「ソフトウェアの少子高齢化が急加速〜開発中心パラダイムに未来はある…

【ビジネスジャーナル】巨大化した「詐欺的」IT業界が、国民の生命や社会・経済を破壊する危険が現実味

先月から今月にかけ、大手国内航空会社の日本航空や全日空のシステム障害が発生し、多くの利用客に影響が及んだが、大規模なITシステムの開発では、受託型IT/ソフトウェア開発業(以下、受託型IT業)のひどい体たらくが指摘される。ユーザーの要望を理解し…

ITを派遣法から外すには(4) 一段と下請けが固定化

特定派遣事業の届け出でIT派遣を行っている企業は、今回の派遣法改定で許認可を受ける「IT派遣業」になる。特定派遣事業の届け出でIT派遣を行っている企業は、今回の派遣法改定で許認可を受ける「IT派遣業」になる。業界関係者が気がついているのかいないの…

ITを派遣法から外すには(1) 安全・信頼性が優先する

浮上する「派遣を使わない」という選択 派遣法改正案が衆院を通過したのと並行して、ITの原発注者であるユーザー企業に「IT派遣を使わない」という選択肢が浮上しつつある。情報システム(IS)部門予算の適正な執行だけでなく、企業のITガバナンス、ITセキュ…

「派遣法改正」が生む、IT産業への歪んだ作用(3)

ITの公共調達における安全・信頼性、セキュリティ基準+標準価額のセットが、民間におけるIT発注の目安になる。それを実現するには、契約と業法の整備が必要。ITの業務を単純な労務提供に位置付けてはいけない(エンジニアリング的アプローチと研究開発投資…

【東洋経済オンライン】「派遣法改正」が生む、IT産業への歪んだ作用 多重下請け構造の中で懸念されるのは?(2)

2016年10月の見通しとなっている施行に向けて、届出制の特定派遣事業者にとっての当面の課題は、今年9月末で期限が切れる「労働契約申し込みみなし制度」――現行派遣法が施行された2012年10月1日から3年間、違法派遣があった場合に受入企業と派遣労働者が労働…

【東洋経済オンライン】「派遣法改正」が生む、IT産業への歪んだ作用 多重下請け構造の中で懸念されるのは?(1)

「派遣法改正」が生む、IT産業への歪んだ作用 多重下請け構造の中で懸念されるのは? メール派遣法改正は派遣形態で働くITエンジニアにどのような影響を与えるだろうか(写真:ealc / PIXTA) 労働者派遣法の改正案が6月19日、衆院本会議を通過した。民主党や共…

【東洋経済オンライン】派遣法改正でITエンジニア30万人に迫る危機 雇用環境がますます不安定に

派遣法改正でITエンジニア30万人に迫る危機 雇用環境がますます不安定に 11月5日、衆議院厚生労働委員会で労働者派遣法改正案の実質審議が始まった。2015年4月の施行を目指して進められている今回の改正案で、目玉といえるのが「同一労働者が同一職場で派遣…

発足した「超高速開発コミュニティ」 会見で筆者が発した4つの質問

質疑応答で筆者が質問した(というか意見を述べた)のは、大きく分けると4点だった。いずれも複数の開発支援ツール・ベンダーが集まった意味を、より有用にすることを意図したものだ。 一つ目はソフトウェア開発パターンの変化への対応だが、これに対して明…

発足した「超高速開発コミュニティ」 会見の評価と記事の読み比べ

業務アプリケーション向けのソフトウェア開発支援ツールのベンダー13社が「超高速開発コミュニティ」を発足させた。手組みのシステム開発に風穴を空けるため、競合の壁を超えて連携した――という構図だ。「ソフトウェアの生産性を3倍から10倍に引上げる」と…

P-secが「Open Forum2012」開く プログラム生成ツールと開発方法論の関係探る

11月19日、実践的ソフトウェア教育コンソーシアム(鶴保征城会長、P-sec)主催(後援:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)/ITコーディネータ協会、協賛:神奈川情報サービス産業協会/アジャイルプロセス協議会)の「P-sec Open Forum2012」が専修大学神…

飯泉紀子氏 (株)日立ハイテクノロジーズ 研究開発本部主任技師

日本の企業とコミュニティ エンジニアの目線で 2012年07月11日 登録者 つくだひとし 飯泉さんには、実は借りがある。昨年の11月、上海・福旦大学で開催された第5回世界ソフトウェア品質会議(WCSQ)で筆者は飯泉さんの講演を聴く約束を反故にして、別の会場…

SEA上海Forum2011 プロセス改善テーマに〜ソフトウェア品質をどう高めるか

昨年10月30日〜11月7日、筆者は上海・復旦大学で開かれたソフトウェア工学関連の3つのイベント―第5回世界ソフトウェア品質会議(WSQC)、SEA上海Forum(ソフトウェア技術者協会主催)、紹興WorkShop(同)――に参加した。3か月も経ってだが、これを片付け…

ソフト開発業務における多重多重下請け実態調査

調査の概要 このレポートはIT記者会が受託ソフトウェア開発業務を主たる事業とする企業17社に対して、2009年の2月から3月にかけて行ったヒアリングをまとめたものである。2007年度に実施した「大手ユーザー企業におけるIT調達プロセス実態に関するヒア…